ご挨拶
古畑法律事務所は、平成28年に弁護士古畑岳司と弁護士古畑恵子が共同で設立した法律事務所です。
当事務所は、①身近に、②最新のサービスを、③分かり易く提供することを心掛けて日々の業務を行っております。
どういった法律事務所が良い法律事務所と言えるかということは、非常に難しいことであり、一介の弁護士が軽々に言えることではありませんが、自分が他の専門職の方々の御世話になり、顧客の立場になったときにどう感じたかは分かります。
そして、信頼の置けた方々が等しく持っていたのが上述したような要素であり、これらは法律事務所にも等しく当てはまることだと考えています。
例えば、弁護士・法学と比較されることの多い医師・医学になぞらえてご説明しますと、医学に予防医学という疾病の発生・経過・分布・消長とそれに影響を及ぼす原因を研究し、疾病を予防することを目的とした学術分野があるのと同様に、法学にも予防法学という法的紛争に至る以前にあらかじめ法的紛争を予防することを目的とした学術分野があります。
しかし、これを実務的に実践するためには弁護士が顧客の方々にとって、①身近な存在であることが必要不可欠です。
法的紛争が発生してから初めて相談できるような敷居の高い存在であってはならず、発生する前から、法的な問題点の有無や法的紛争の予防策を気軽に相談できる存在であることが必要であり、当事務所はそういった身近な存在でありたいと考えています。
次に、専門職一般に通じることですが、②最新のサービスを提供し続けるためには、常に最新の技術・理論を研究し、研鑽し続ける必要があり、そこにゴールという概念は存在しません。
医療技術などの一部のように、その進歩が目に見える形で現れるわけではありませんが、法学や法律実務も常に進歩し続け、新たなフィールドも増え続けています。毎年、多くの法律が制定され、対象が増加するとともに、その解釈等についても、裁判例の集積や学術的な研究によって、常に精緻化が図られています。
当事務所は、常に進歩・研鑽し続け、最新のリーガルサービスを提供し続けることのできるように努めていく所存です。
最後に、専門職の顧客に対する説明に関するインフォームド・コンセントという概念は医療行為に対して用いられることが多く、その場合には、患者の方が治療の内容について良く説明を受けて充分に理解した上で、患者が自らの自由意思に基づいて、医療従事者と治療方針において合意ないし拒否することを指すものとされており、具体的な説明内容としては、治療行為の内容やそれによって期待されている結果だけではなく、副作用などのリスクや代替治療の有無、費用も含んだ正確な情報を提供することとされているようですが、これは弁護士の顧客に対する説明についても如実に妥当することです。
法律実務においては、そもそも弁護士に委任すべきなのか、和解すべきなのかどうか、法的措置として何を選択すべきなのかなど、様々な局面で決断を迫られることがありますが、それぞれの選択にメリットとデメリットの両面があることが多く、絶対的に正しい選択肢は存在しないと言っても良いです。そのような中で選択肢に正しさを求めるとすれば、顧客の方々が、正確な情報に基づいて、自らの価値判断に従って選択したということに求める他ありません。
当事務所は、顧客の方々が、そのようなインフォームド・コンセントを実現できるよう、③処理方針や費用を分かり易くご提示できるように心掛けています。